Obsidianに興味はあるけれど、「難しそう」「何から始めればいいか分からない」そう感じていませんか。
実際に調べてみると、専門的な解説や上級者向けの情報が多く、始める前に疲れてしまう人も少なくありません。
ですが、Obsidianは最初から使いこなす必要があるツールではありません。多くの人が迷うのは、能力や理解力の問題ではなく、最初の考え方を知らないだけです。
この記事では、Obsidianがどんなツールなのかに加えて、初心者が「難しい」と感じやすい理由と、その対策について解説します。最初にやるべきことだけでなく、やらなくていいことにも触れます。
これからObsidianを始めたい人、以前試してみたものの挫折してしまった人は、参考にしてみてください。
なお、実際の画面を見ながらダウンロードを進めたい方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。

初心者がObsidianを「難しい」と感じる理由
Obsidianは、ローカル環境でメモを管理し、ノート同士をリンクでつなげられるノートアプリです。
初心者がObsidianを難しいと感じる理由は、操作が複雑だからではありません。
多くの場合、情報の受け取り方と最初の考え方に原因があります。
Obsidianについて調べると、情報が断片的に紹介されており、全体像が見えにくい状態になりがちです。
また、上級者の使い方や高度な活用例が目立ち、自分には無理そうだと感じてしまうケースも少なくありません。
さらに、最初からフォルダ構成やプラグインを整え、完成形を作ろうとしてしまう人も多く見られます。
特に、「フォルダ構成をどうするか」「どのプラグインを入れるべきか」を最初に考え始めると、判断材料が多すぎて手が止まります。
Obsidianは、使いながら育てていくツールです。最初に正解を見つけた後で使いこなそうとすると、必ず迷います。
Obsidianはどんなツール?
Obsidianは、メモを自分のPCやスマホで管理できるローカル型のノートアプリです。
書いた内容をそのまま残し、後から整理や再利用がしやすい構造になっています。
なお、最近はAIと組み合わせて活用する人もいますが、最初から意識する必要はありません。
主な特徴は次の3つです。
- データは自分のPC内に保存される(ローカル環境)
- ファイル同士をリンクでつなげられる
- 書いた内容を後から再利用しやすい
Notionのように情報をきれいにまとめることよりも、考えた途中やメモの断片をそのまま残す使い方に向いています。
情報の整理は後からでもできるため、まずは書くことを優先して使いましょう。
Obsidian初心者が最初にやらなくていいこと
Obsidianを使い始めるとき、次のことは後回しで問題ありません。
- プラグインを探す
- フォルダ構成を作り込む
- 他人の使い方を真似する
- マークダウンやリンク、タグの細かいルールを最初に決める
これらは、使い続ける中で必要になったら考えれば十分です。
最初から整えようとすると、「何も書けない状態」になりがちです。
さらに、最初からルールを複雑にすると、気軽にメモが取れず離脱の原因になります。
Obsidian初心者が最初にやることはこの3つだけ
Obsidianの使い方はシンプルです。
公式サイトからアプリをダウンロードし、PC内に保管場所(Vault)を作れば、すぐに使い始められます。
細かい設定や操作は、後からでも問題ありません。
細かい手順は別記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

初心者が最初にやることは、次の3つだけです。
- Vault(保管場所)を作る
- なんでもいいので一つメモを書く
- そのメモを見直さない
迷ったら、まずはこの3つに戻れば十分です。
「何を書けばいいか分からない」という人は、今日やったことや考えたことをそのまま書けば問題ありません。
たとえば、私の場合は初日の感想をこんな風に記録していました。
2025-11-××
今日Obsidianをダウンロードしてみた。第二の脳と言われているけれど、どんなふうに使うのか全然わからない。
上手く育つといいけれど、今は少し不安もある。
挫折したらそれはそれでいい。
Obsidian初心者のよくある不安と疑問
Obsidianを使い始めると、次のような疑問が出てきます。
- 日本語で使える?
- 結局何ができるの?
- 何を書けばいい?
- AIってどう使うの?
- フォルダはどう分ける?
- 続かなくなったらどうする?
これらは、Obsidianを使い始めた多くの人が一度はつまずくポイントです。
それぞれの疑問については、個別の記事で詳しく解説しています。
気になるところから読んでも、順番に読み進めても問題ありません。
調べても判断がつかないときは
Obsidianは自由度が高い分、「自分の場合はどうすればいいか」が分かりにくい場面もあります。
自分ではどうしていいか分からなくなったら、情報と状況を整理すれば解決できるケースもあります。
そのための相談窓口を用意しています。必要に応じてご利用ください。


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