Obsidianを使ってみたいけれど、ダウンロードの場所や保存先、日本語で使っていいのかなど、最初の段階で手が止まっていませんか。
公式サイトを開いても情報が多く、初心者ほど「これで合っているのか分からない」と迷いがちです。
本記事では、Obsidianのダウンロードから保存場所の決め方、日本語で使うための考え方までを順番に解説します。
難しい設定や応用的な使い方は扱いません。
迷わず使い始めたい方は、これをみながら一緒に進めてくださいね。
Obsidianのダウンロード方法
Obsidianはローカル環境で使うメモアプリです。基本的に無料で使えるツールです。
そのため、使用するツール(PC・スマホ・タブレット)にダウンロードします。
この章では、Obsidianを安全にダウンロードする方法を解説します。
PCの場合
①Obsidianの公式サイトにアクセスします。
②Windowsで使う場合、「Get Obsidian for Windows」をクリックします。
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③「Download for Windos」をクリックします。
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④自動でフォルダが開きます。任意のフォルダに保存しましょう。
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この画面では、Obsidianの「インストーラー(セットアップ用のファイル)」を一時的に保存する場所を聞かれています。
ここで選ぶ場所は、アプリ本体やメモ(Vault)の保存場所ではありません。
「とくに保管場所を決めていない」「どこに保管すればいいか決められない」という場合は、表示されたまま「保存」を押して問題ありません。
インストール後は、Obsidianはデスクトップのアイコンやスタートメニュー、アプリ一覧から起動します。
この保存場所を覚えておく必要はありませんので、安心してください。
スマホ・タブレットの場合
スマホの場合は、こちらのページにアクセスし、App StoreまたはGoogle Playを選択して、アプリをダウンロードしましょう。
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Obsidianのインストールと初回起動
Obsidianをダウンロードすると、今度はインストールを行います。
PCとスマホではPCの方が少し手数がかかりますが、クリックだけでできるので、難しく考えなくて大丈夫です。
ひとつずつ順を追って解説します。
1.インストールオプションの選択
インストールオプションの選択が必要です。
個人で使う場合は、こちらを選んでも機能の違いはありません。
自分専用のPCを使っている人は、「現在のユーザーのみにインストールする」 を選べばOKです。
「すべてのユーザー用」は、会社や共有PCなど特殊なケース向けなので、初心者の方は気にしなくて問題ありません。
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2.インストール先を選んでください
インストール先フォルダを選択します。
デフォルトで、下記のフォルダが表示されます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Programs\Obsidian
この画面では、インストール先は変更せず、そのまま「インストール」をクリックしてください。
ここで指定しているのは「Obsidianアプリ本体の置き場所」です。
メモやノートの保存場所とは別なので、覚えておく必要はありません。
クリックするとインストールが始まるのでしばらくお待ちください。
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3.インストールの完了
下記の画面が出たら「完了」をクリックしてください。
Obsidianの実行画面が立ち上がります。
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4.Obsidianの画面を立ち上げ「日本語」を選択
Obsidianはデフォルトでは英語表記になっています。
画面下の「English」をクリックしましょう。
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さまざまな言語が選択できますので「日本語」を選択してください。
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5.Obsidianを「作成」する
画面には「クイックスタート」と「作成」があります。
シンプルに使いたい人は 「作成」 を選んでください。
クイックスタートは、操作例が入ったサンプル用の保管庫が作られますが、
初心者の方には「どれを消していいのか分からない」と迷いやすくなります。
Obsidianは、空の状態から使い始めても困らないツールです。
まずは何も入っていない状態で、自分のメモを書き始めるのがおすすめです。
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なお、ツールの機能一覧を見てみたい人や触りながら覚えるタイプの人は「クイックスタート」を選んでみても構いません。
6.ローカル保管庫を作成
ローカル保管庫とは、パソコン上に作る「Obsidian専用のフォルダ」のことです。
Obsidianでは、このフォルダを Vault(ボルト) と呼びます。
Obsidianで書いたメモは、すべてこのVaultの中に保存されます。
①保管庫の名称を決める
保管庫の名称を作成します。Obsidianだけでもいいですし、分かりやすく自分の名前などを付けておくのもおすすめです。
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Obsidianでは、複数の保管庫(Vault)を作成できます。
フォルダの切り替えもワンクリックでかんたんです。
たとえば、
・仕事用
・勉強用
・日記用
など、用途ごとに分けることも可能です。
ただし、最初は1つのVaultから始めて問題ありません。
使っていく中で必要になったら、後から追加できます。
私自身は分類することがノイズになるので、全ての情報を一つのObsidianで管理しています。
初心者が挫折しないためには、できるだけシンプルに利用することをおすすめしています。
「何から書けばいいか分からない」「難しく考えてしまう」という方は、下記の記事も参考にしてみてください。

②ロケーションを決める
ロケーション>閲覧をクリックします。
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フォルダが開くので、「どこにフォルダを作ればいいか分からない」という方は、Vaultの保存場所を「ドキュメントフォルダの中」にしておきましょう。
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なお、通常のObsidianの利用だけであればVaultの保存場所を無理に覚えておく必要はありません。
後から検索やObsidian上から開くことができます。
ただし、Antigravityなど外部ツールと連携して使う場合は、Vaultの保存場所(フォルダ)を指定する必要があります。
将来的に外部ツールを使う予定がある方は、
・ドキュメントフォルダの中
・自分で分かりやすい場所
に保存しておくと使いやすいです。
③OneDriveに入れてもいい?
ここまできたら「作成」をクリックすると完成です。
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Vaultを作成する際、OneDriveに関する警告が表示されることがあります。
これは、この保管庫がOneDriveで同期されていることを知らせる注意表示です。
通常のObsidian利用であれば、気にする必要はありません。
多くの方がこの状態のまま、問題なく使用しています。
ただし、Obsidian Sync(公式の同期機能)を利用する場合は、OneDriveと併用しない方が安全です。
有料のObsidian Syncを利用する予定の無い方は、この警告はそのまま無視して「作成」を選んで問題ありません。
Obsidian初回起動時のWelcomeページは消しても良い
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Vaultを作成すると、最初にWelcomeページ(案内用のノート)が表示されます。
これはObsidianの使い方を簡単に紹介するページなので、内容を確認したあと削除しても問題ありません。
「最初から自分のメモだけを使いたい」という方は、このページを消して、新しいノートを作成してOKです。
ここまでできたら準備は完了です。
まずは新しいノートを1つ作り、今考えていることや、今日のメモを1行だけ書いてみてください。
調べても判断がつかないときは
Obsidianは自由度が高い分、「自分の場合はどうすればいいか」が分かりにくい場面もあります。
自分ではどうしていいか分からなくなったら、情報と状況を整理すれば解決できるケースもあります。
情報や状況を一度整理したい方向けに、Obsidianの使い方や設計について相談できる窓口を用意しています。


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